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hikari

「本当に無制限?」他社とは違うドコモhome5Gのメリット・デメリット

まえがき

“データ量無制限(条件つき)”

“工事不要”

“月額4,950円(税込)で使える”

“ドコモから出た”

8月27(金)にNTTドコモから発売された「home 5G」は工事不要で使えるホームルーターですが、“合う人”“合わない人”がハッキリと分かれるサービスです。

home 5Gをオススメできるのは、
・単身者の方
・引越しが多い方
・光回線が引けない方
・ゲームのダウンロードはしない方
・3年間は使う方
これらの条件に該当する方です。

ヘビーユーザーには不向き?

逆に言ったら、「home 5Gをドコモ光などの光回線と同じようなもの」「home 5Gの回線を使ってPlayStation 5のゲームソフトをダウンロードしよう」と考えている方は要注意です。

“home 5Gは光回線の代わりになるとは言い切れない”

このことを念頭に記事を読んで頂ければと思います。

※2021年8月27日現在の情報です。

 

目次

  1. home 5Gの特徴
    ∟コンセントにつなぐだけ。ほぼ無制限
    ∟基本料金とhome 5G HR01の本体価格
    ∟home 5G セット割でスマホに割引
  2. home 5Gと他社のホームルーターの違い
    ∟電波
    ∟違約金はない
  3. 懸念事項(リスクやデメリット)
    ∟使える場所は登録した住所だけ
    ∟直近3日間のデータ利用制限
    ∟5Gエリアの状況は?
    ∟利用者が増えたら?
  4. home 5G以外の選択肢
    ∟無制限の「5Gギガホプレミア」との比較
    ∟安定の光回線「ドコモ光」との比較
  5. 失敗を防ぐ方法
    ∟初期契約解除
  6. home 5Gのキャンペーン
    ∟15,000ポイント還元
    ∟ドコモショップ契約でも還元あり

1.home 5Gの特徴

ドコモ home 5G コンセント

1.コンセントにつなぐだけ。ほぼ無制限

ドコモのホームルーター「home 5G」は、開通工事が不要でコンセントにつなぐだけで、インターネット環境を部屋中に作ることができる機械です。

有線の光回線の様に、工事をして使えるようになるわけではないので、引越しが多い方でも、引越し先の住所変更手続きをWEBやドコモショップで済ませば、引越し先でもコンセントにつなぐだけでインターネット環境をつくることができます。

直近3日間のデータ利用制限でも触れますが、home 5Gは完全データ量無制限ではありません。しかし他社のホームルーターやモバイルWi-Fiルーターの様に、「3日間で合計○GB使うと速度制限がおきる」とは具体的には書かれていないので、モバイルWi-Fiルーターのように「過度に通信量を気にしながら使う」といった必要はなさそうです。

ドコモのホームページを確認すると通信規格上の受信時最大速度は5G通信では4.2Gbps、4G通信では1.7Gbpsとありますが、home 5Gが対応している無線LAN規格の一つである「IEEE802.11ax」(Wi-Fi 6)の最大伝送速度は1201Mbpsとなっているため、Wi-Fi通信時の最大伝送速度は5G通信、4G通信関係なく最大1,201Mbpsとなります。

また、Wi-Fi通信でなく、有線LANでhome 5Gとパソコン等の機器を繋げた「有線LAN接続」の最大伝送速度は1,000Mbpsです。

●home 5G HR01のスペック

通信速度(5G) 受信時最大 4.2Gbps
送信時最大 218Mbps
通信速度(4G) 受信時最大 1.7Gbps
送信時最大 131.3Mbps
サイズ 170(高さ)×95(幅)×95(奥行)mm
無線LAN規格 IEEE802.11b/11Mbps
IEEE802.11a/54Mbps
IEEE802.11g/54Mbps
IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/300Mbps
IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/867Mbps
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/1,201Mbps
2.4GHz帯/5GHz帯
有線LAN規格 IEEE802.3ab(1000BASE-T)
IEEE802.3u(100BASE-TX)
同時接続台数 Wi-Fi 64台/有線LAN 1台
接続機能 WPS、QRコード接続

 

2.基本料金とhome 5G HR01の本体価格

基本料金 4,950円(税込)/月
本体価格 39,600円(税込)
支払い回数 12回 3,300円(税込)
24回 1,650円(税込)
36回 1,100円(税込)
月々サポート 39,600円(税込)割引
(1,100円×36回)

home 5Gの基本料金は4,950円(税込)で基本料金自体はこれ以上高くなることも、安くなることもありません。

home 5Gプラン対応製品はシャープ製の「HR01」で本体価格は39,600円(税込)、36回払いの場合1,100円(税込)が基本料金4,950円(税込)に上乗せされます。

home 5G、そしてhome 5G HR01の契約をすると、契約の翌月を1ヶ月目として最大36ヶ月間にわたって「月々サポート」と呼ばれる割引を受けることができ、毎月1,100円×36=39,600円(税込)の割引を受けることができます。

home 5G HR01の本体価格39,600円(税込)に対し、3年間契約した前提で受けられる月々サポートの割引額も39,600円(税込)となっていますが、このように端末本体の価格と、適用される月々サポートの合計額が同じ場合、「実質負担0円」といいます。

3年間使えば実質負担は0円!

3.home 5G セット割でスマホに割引

ドコモ home 5G セット割

ドコモ光とドコモのスマホをセットにした時に受けられる割引「ドコモ光セット割」同様、home 5Gにも「home 5G セット割」という割引があります。

割引が受けられるスマホのプランは、「5Gギガホプレミア」「5Gギガライト」などの「ギガプラン」と呼ばれるプランで次の様になります。(割引額は税込みです)

●1,100円割引

・5Gギガホプレミア
・5Gギガホ
・ギガホプレミア
・ギガホ
・5Gギガライト/ギガライト(3GB以上)

●550円割引

・5Gギガライト/ギガライト(1〜3GB)

またhome 5G セット割は離れて住んでいる家族に対しても、「同一のファミリー割引グループ」に属していれば、割引を適用させることができます。

ただし、「ahamo」に対しては、home 5G セット割は適用外なのでご注意ください。

2.home 5Gと他社のホームルーターの違い

「ホームルーター」と呼ばれるものは、ドコモ以外にも扱っている通信会社はありますが、大きく分けるとau(WiMax系)のホームルーターとソフトバンクのSoftBank Airがあります。

ドコモ home5G 他社比較

auのホームルーター5G、ソフトバンクのSoftBank Airはau、ソフトバンク本体だけでなく、多数の代理店も取り扱っています。そのためキャンペーンや、月額料金も申込窓口によって変わってきますが、表に書かれている内容は各通信会社が公式に発表している内容になっています。

月額料金では3社で大差は見られませんが、ドコモhome 5Gは対応している電波の周波数帯の数が多いということが大きな特徴となっています。

1.電波(ネットワーク)

au、ソフトバンクから今まで販売されてきたホームルーターが対応している電波は厳密に言ったら、携帯電話で使用されている電波(ネットワーク)と全く同じではありません。

ドコモ home 5G

この図はNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの4G/LTEの通信規格の対応周波数帯域を表しています。

auのホームルーターはWiMAX、ソフトバンクのSoftBank AirはAXGP、TDD-LTE、FDD-LTEと呼ばれる電波(ネットワーク)に対応していますが、これらの電波(ネットワーク)の周波数帯域は上図のピンクの枠で囲まれた部分の高い周波数帯域のみの対応となっています。
(ただしauのホームルーターは設定変更で低い周波数帯域も使用可能ですが、そうすると別途月間データ使用量に上限が発生します)

一方、ドコモのhome 5Gは上図で言ったら、ピンクの枠で囲まれた高い周波数帯域だけでなく、ブルーの枠で囲まれた低い周波数帯域にも対応しており、700〜900MHzの周波数帯域は電波が繋がりやすい「プラチナバンド」と呼ばれています。

ドコモ home 5G 周波数

一般的に高い周波数帯域ほど、大容量のデータを高速に通信できますが、電波の直進性が強く、建物の壁などの回り込みが苦手です。

そのためか、auのホームルーター(WiMAX)、ソフトバンクのSoftbank Airに関しては、クチコミサイトなどを見ると「室内では繋がらない」「通信が途切れる」といったものも目にします。

しかし、ドコモのhome 5Gは、スマホにも使用されているプラチナバンドの周波数にも対応しているため、auのホームルーター(WiMAX)、ソフトバンクのSoftbank Airよりは繋がりやすいのでは?と言われています。

2.違約金はない

auのホームルータープラン5Gもですが、ドコモのhome 5Gにも2年間や3年間といった定期契約そのものがありません。よっていつ解約しても解約金はかかりません。

ただし、home 5G HR01を分割払いをしている状態で、支払いを終えるまでに解約をした場合は、本体代金の分割金は残ります。その一方で、36回にわたって受けられる割引である月々サポートは消滅してしまいます。

3.懸念事項(リスクやデメリット)

ドコモ home 5G デメリット

1.使える場所は登録した住所だけ

home 5GはモバイルWi-Fiルーターの様に持ち運びができるルーターではありません。契約手続きの際に登録した住所だけで利用できます。引越しの際は、WEBやドコモショップで設置先住所の変更手続きが必要になります。

2.直近3日間のデータ利用制限

NTTドコモのhome 5Gのホームページから「データ量無制限」の部分を引用すると、

ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。NTTドコモ公式サイト home  5G

auのホームルーターの様に「3日間で○GB以上のデータ通信をすると、通信制限をかける」といった類のものではありませんが、上記の様な注意書きがある以上、「完全データ使い放題」とは言い切れませんし、「光回線の代わりになる」とも言い切れません。

あくまでも携帯電話の電波(無線)なので光回線とは別物!

3.5Gエリアの状況は?

ドコモ home 5G エリア

上図は筆者が住んでいる京王井の頭線池ノ上駅付近のドコモのサービスエリアマップです。(2021年8月現在)

ピンク色で塗られた部分がドコモの5Gエリアですが、残念ながら筆者が住んでいるところは、2021年8月現在では5Gエリアに入っていないようです。

home 5Gを検討されている方は、まずは自分の住所が5Gエリアに入っているか、入っていないかをチェックされた方が良いでしょう。

ドコモ公式サイト サービスエリアマップ

4.利用者が増えたら?

いくらデータ量無制限を謳っていたり、3日間の合計通信量について明言されていなくても、将来home 5Gの利用者が増え、home 5G用の周波数の割り当てが不十分になり、基地局の建設が上手く進まない、というようなことになったら、home 5Gの通信速度、通信品質は低下してしまう可能性もあります。

光回線と違って、あくまでも「携帯電話の電波(無線)」を利用してサービス展開していくhome 5Gは利用者数の動向にも注意が必要になってくるかもしれません。

4.home 5G以外の選択肢

ドコモ home 5G 

1.無制限の「5Gギガホプレミア」との比較

「別にホームルーターなんて契約しなくていいじゃん。
ドコモの5Gギガホプレミアさえ契約しとけば」

ドコモのhome 5Gの特徴やメリットを紹介した記事、YouTubeのコメントなどを見ると、このようにドコモのスマホのデータ無制限プランである「5Gギガホプレミア」を推す方が一定数いらっしゃることが分かります。

ドコモの5Gギガホプレミアとは、スマホ用のプランですが、データ無制限で使うことができ、なんとテザリング機能も無制限で利用することができるプランです。

「テザリングも無制限」ということは、パソコンやタブレットでインターネットを使っても、また複数人で使っても、データ無制限で使えるということを意味します。

ドコモ home 5G 無制限

月額料金は、みんなドコモ割など各種割引なしで月額7,315円(税込)(通話料金別)と、home 5Gと比べると2,365円(税込)高いですが、「無制限」を謳っている料金プランのためか、「どれだけデータ量を使っても速度制限がかからない」という声も聞きます。

単身者の方で、「5G対応スマホは持っている」「home 5Gを契約するかどうか迷っている」という方がいらっしゃれば、まずは一旦、ドコモのスマホプランである、「5Gギガホプレミア」を選択肢に入れるのも良いと思います。(解約金もかかりません)

ドコモの5Gギガホプレミアに関しては、別記事ドコモの5Gギガホプレミアでデータ無制限!テザリングも無制限!!に内容をまとめましたので、よろしければこちらもお読みください。

NTTドコモ公式サイト

2.安定の光回線「ドコモ光」との比較

記事の冒頭でも触れましたが、「「home 5Gの回線を使ってPlayStation 5のゲームソフトをダウンロードしよう」というように、「数100GB単位」のデータ量を消費する使い方の場合、home 5Gだとやや心許ないかもしれません。

上記で引用したように、home 5Gを「一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがある」かもしれません。

「光回線をひけない」「光回線をひくことは考えていない」という方にこの記事を読んで頂いているとは思いますが、大容量のデータ通信の利用を考えている方は、やはり光回線である「ドコモ光」をひいてしまうことをお勧めします。

ドコモ光

こちらの表は戸建て・マンションタイプそれぞれのドコモ光の月額料金を示していますが、マンションタイプであれば、home 5Gより月額料金は安くなっています。

さらに、通常は別途かかってくるドコモ光の新規工事料(戸建19,800円|マンション16,500円)が無料になるキャンペーンも実施中(2021年8月現在)なので、「自宅に光回線を引いてみても良いかも」と思われた方は、一度ドコモ光プラン内容からスマホの割引まで徹底解説もご参考にしてみてください。

NTTドコモ公式サイト ドコモ光新規工事料無料特典

5.失敗を防ぐ方法

初期契約解除

実際にhome 5Gを契約してみて、「思ったほど、ネットが速くない」「繋がりが悪い」という時は、「初期契約解除」といって契約を解除することができます。

契約を解除できるのは、home 5Gが使えるようになってから8日間が経過するまでなので、サービス内容に満足できなければこの初期契約解除を利用しましょう。

総務省ホームページ 初期契約解除について

6.home 5Gのキャンペーン

ドコモ home 5G

画像引用元:NTTドコモ公式サイト

1.15,000ポイント還元

ドコモオンラインショップにてhome 5Gプランの契約、HR01の購入をし、購入月を含む3ヶ月以内に「home 5G プラン専用」のdアカウントを発行をすれば、15,000ポイントのdポイントが付与されるキャンペーンが実施されています。

2.ドコモショップ契約でも還元あり

ドコモ home 5G

画像引用元:NTTドコモ公式サイト

ドコモオンラインショップよりは、還元額が下がりますが、ドコモショップにてhome 5Gプランの契約、HR01の購入をし、購入月を含む3ヶ月以内に「home 5G プラン」のdアカウントを発行すれば13,000ポイントのdポイントが付与されるキャンペーンも実施されています。

「ドコモショップのスタッフから話を聞いてから契約したい」と思われる方は、こちらのキャンペーンを利用されることをおすすめします。

以上、今回の記事ではドコモのサービスである「home 5G」「5Gギガホプレミア」「ドコモ光」の特徴についてまとめてみました。

3つのサービスについて、「もっと話を聞いてみたい」と思われた方は、弊社が運営しております、TOP1まで、お気軽にご相談下さい。

TOP1は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に各携帯電話会社を扱った店舗を構えており、ご来店者の方に合ったサービス・プランを日々ご提案しております。

ドコモ home 5G

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ドコモだけでなく、色んな会社のネット回線、モバイルWi-Fiルーターについて話が聞ける。
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ABOUT ME
YukiYoshida
長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなど様々な通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を活かし、「携帯電話料金プランについてわかりやすい記事を書き、わかりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。